こちらは現地時間2021年11月2日にドイツ・レーゲンスブルグおよび、中国・天津で発行されたプレスリリースの抄訳です。英文の原文との間で解釈に相違が生じた際には原文が優先します。   

ヴィテスコ・テクノロジーズは本日、中国・天津に新設した研究開発センターの開所式を行いました。先進的なパワートレイン技術とeモビリティソリューションを提供する国際的なリーディングカンパニーである当社は、ここを拠点に、急速に成長するeモビリティ市場に対応するため、ハイブリッドおよび電動パワートレイン技術でアジア太平洋地域へのサービスを強化していきます。新しい研究開発センターの総床面積は9,000平方メートルで、約500人の従業員を収容することが可能です。    

「天津は、世界最大の自動車市場である中国における当社の最も重要な拠点の一つです。この新しい研究開発センターにより、当社は、eモビリティの最大の成長が期待される地域において、我々の能力を拡大しています。」と、ヴィテスコ・テクノロジーズのCEOであるアンドレアス・ヴォルフは強調しました。歓迎のスピーチは、その場でライブストリーミングされ、「天津市政府の積極的な支援に感謝するとともに、今後も緊密な交流を続けていきたい。」と述べました。   

ドイツのレーゲンスブルクに本社を置く当社は、パワートレインの電動化において、すでに15年以上の経験を持っています。天津のヴィテスコ・テクノロジーズは、電気自動車、フルハイブリッド車、48Vマイルドハイブリッド車用のバッテリー、モーター、電子制御システムを開発しています。ポートフォリオには、高電圧ドライブシステム、高電圧コントロールシステム、高電圧バッテリーマネージメントシステム、電動48Vドライブシステム、48Vバッテリーシステムが含まれます。また、このR&Dセンターには、テストと検証のための多目的ラボがあります。    

エレクトリフィケーションテクノロジー事業部、アジア担当責任者であるチャンスン・ユ(Changsong Yu)は、「この新しいR&Dセンターは、アジア太平洋地域における当社の重要な拠点となるでしょう。私たちは、この地域における電動化事業の大きな成長の可能性を引き出し、研究、開発、生産、マーケティングの面で現地のリソースを活用しながら、eモビリティへの変革を推進していきます。」と述べています。      

持続可能な技術のための労働環境

ヴィテスコ・テクノロジーズは、将来のイノベーションだけでなく、従業員のための素晴らしい労働環境も大切にしています。明るく広々としたラボと先進的な設備で、ソフトウェアとハードウェアの開発を強化していきます。建物内には、ジム、カフェ、瞑想室、イノベーションルームなどの機能的なエリアがあり、この優れたオフィス環境は、研究やイノベーションを可能にし、社員のモチベーションを高めます。  

 この研究開発センターは、26年前からあるヴィテスコ・テクノロジーズの天津の製造拠点にあります。2019年以降、同工場ではPSAやヒュンダイをはじめとするさまざまな顧客向けに、機電一体型電動アクスルドライブ（EMR3）を生産しています。R&Dセンターは、現場の生産と密接に連携し、リソースの最適化、効率化、高品質による顧客満足度の確保を目指します。現地のOEM向け初期のR&Dプロジェクトはすでに進行中で、誰にとってもモビリティをより便利で持続可能なものにすることを目指しています。   

大学や政府との連携

ヴィテスコ・テクノロジーズと天津経済技術開発区（TEDA）管理局は、地元のさまざまな大学とともに、天津で電動化分野の研究開発人材を育成しています。